アジャイルサムライ読書会 横浜道場 「現実と向き合う」
http://yokohama-dojo.doorkeeper.jp/events/1811
はじめに
今回は、第8章「アジャイルな計画づくり:現実と向きあう」でした。
初参加の方がいらっしゃらなかったのは残念でしたが、久しぶりに参加された方もいらっしゃったみたいでした。
やはり毎回違ったメンバーで議論するのは、面白いですね。
自分の体験を話すだけでなく、いろんな人の体験を聞くというのは社内では出来ないので楽しいです。
ディスカッション
この章の前半では、「期待をマネジメントする」というキーワードがしっくり来る内容だと思われます。
また、現実とは、誠実に対応できる状況を示してるのでは無いでしょうか。
お互いの認識がずれてしまうことで、計画している内容に齟齬や差異が生まれてしまうのではと感じました。
「意図が明確で無い報告は、ただのノイズ」ではないかという自分の体験を話しました。
相手が返答するのを期待するのであれば、どのような返答をして欲しいのか明確にすべきですし、相手に理解して欲しい報告であれば、自分の意志をはっきりと書いて伝えることが大切だと思いました。
コラムにあったクビになった話から、どのように対処しておけばよかったのかを話し合いました。
これまで読んできたことを実践していれば、少なくとも信頼関係が著しく損なうことはなかったのではないかと思いました。
誰に対して伝えて行かなければならないかと話し合った時、「期待している人」というのがキーワードとして出てきました。
これは、ユーザであったり、上司であったり、会社であったりとこのプロジェクトに対して期待をしている人に対して伝える必要があると思いました。
適切なタイミングで伝えるというのは難しいことですが、伝えなければいけないタイミングというのは必ず訪れるので、それまでにしっかりと何を伝えるのか準備しておくことを忘れないようにしなければならないのですね。
個人のベロシティを元に評価してすることは大変危険だということを学びました。
出来れば、人事評価をチーム単位に変えることが出来ればいいのですが、出来ないことが多いのでその場合は、全員の評価を同じにしてしまうということで対応しているという話を聞くことが出来ました。
そういう対応しか出来ないのはちょっと残念かなとも思いますが、仕方がないのでしょうか。
おわりに
ここで一番納得できるのは、「計画はあくまでも計画でコミットメントではない」ということです。
コミットメントと捉えて失敗しているプロジェクトがあったので、出来ればお互いに話し合って了承したい事項だと思いました。
次回は、何やら面白そうな特別編なので、楽しみです。
横浜道場のスタッフの皆様、参加された方々、会場を提供して下さった株式会社アットウェア様ありがとうございました。